ナンパ男との恋【番外編】
「やっと見つけた・・・」
息を切らしながら
そんな私の前に現れた人は
言うまでもなく・・・
「輝樹・・・?
え?何で?」
ヤバい。この不安だらけの中
一番会いたかった人が
目の前に現れると
気が緩んで
泣きそうになる。
ぐっと奥歯に力を入れ
必死で堪えながら
輝樹の方を見る。
「学校って言うから
まさかとは思ってたけど
お前 こっち全然ちげぇよ!
ったく・・・
どうするつもりだったんだ?」
「えっと・・・・
遭遇した人に道を聞こうかと・・
え、でも輝樹何で・・・」
「今の 俺の仕事現場
ほら、あそこ見えるだろ?」
指差す方向を見ると
大きな家が3軒
建築中だ。
「うそ・・・?」
「何で 嘘言わねぇといけねんだよ。
ここら辺の道 狭くて ごちゃごちゃしてるから
走り回った方が効率いいと思って
ひとまず 学校付近探したら
やっぱ正解だったな」
そう言いながら
私の おでこを小突くと
「ほら、送っていくから
車んとこまで行くぞ」
「うん・・・・」