Loneliness
次に もたらされた悲報は、
父さんの死だった。
仕事が終わり、下宿所へ帰る途中、
何者かに刺されたらしい。
大切な家族を1度に2人も失い、
働き手が居なくなった事で お金に困った。
村へ帰って来た父さんの葬儀は
質素なものだった。
何だか全てが夢の中の出来事のように
ぼんやりと していて、
哀しいだとか、苦しいだとか、
そんな感情は浮かんで来なかった。
涙は、出て来なかった。
僕が働かなければ。
母さんを護らなければ。
そればかりが頭を ぐるぐると回り、
村の外へ奉公に行く決意を固めた時。
彼等は、村に やって来た。