私の中のもう一人の“わたし” ~多重人格者の恋~
たぶん同性愛者ではない“弟”のアキラが、岩崎さんとその彼女を別れさせるために彼女をたぶらかしてホテルに連れ込んだ。話の流れからしてそうに違いないと私は思った。ところが……
「あるいはそうかもしれないが、だいぶ違和感があるんだよなあ」
と岩崎さんは言った。
「どういう事?」
「アキラってさ、歳は聞いてないがまだ子どもだと思うんだ。話し方とかでね。おそらく15~6じゃないかと思う。当時彼女は24~5歳で、有り得なくはないが、そんな年上の女を連れて繁華街を歩き、ホテルに連れ込んだりっていうのはどうもなあ」
「と言うと?」
「アキラ以外にも別の人格がいるんじゃないかと……」
「ゲッ」
再び私の背中に悪寒が走り、思わず私はブルッと身震いした。
「その後、突如彼女は会社を辞めてしまったから真相は未だにわからないままだ。彼女はいったいどんな目に合わされたのか……」
「あるいはそうかもしれないが、だいぶ違和感があるんだよなあ」
と岩崎さんは言った。
「どういう事?」
「アキラってさ、歳は聞いてないがまだ子どもだと思うんだ。話し方とかでね。おそらく15~6じゃないかと思う。当時彼女は24~5歳で、有り得なくはないが、そんな年上の女を連れて繁華街を歩き、ホテルに連れ込んだりっていうのはどうもなあ」
「と言うと?」
「アキラ以外にも別の人格がいるんじゃないかと……」
「ゲッ」
再び私の背中に悪寒が走り、思わず私はブルッと身震いした。
「その後、突如彼女は会社を辞めてしまったから真相は未だにわからないままだ。彼女はいったいどんな目に合わされたのか……」