サイコーに不機嫌なお姫様。



なおをベッドに座らせて、涙を右手で拭いてやる。



「なおの彼氏は誰だよ?」


「……ツッチー」



ソッとキスを交わして、細い首に触れる。



「下の名前で呼べって言ってるだろ?」


「嫌だ……私の勝手じゃん」



本当に……思い通りにならない奴。



「友達は大事にしていいよ。でも、俺には弱い部分も全て見せろ。なおの手を見て、俺がひくと思った? ふざけんな……」


「……ごめん」



涙を零して、一言だけどきちんと謝るなおの言葉は……かわいい。



押し倒すように深いキスを繰り返しても……



今日はバタバタ抵抗もしないんだ……?



俺の首に腕を回してギュッと抱きついてくるなお。



やべ……止まらなそう……



唇を離して、なおの潤んだ瞳を見つめて……口を開く。



「なおの一番大事なのは誰だよ。友達? 俺? こんな質問自体が、束縛になる?」




俺の問い掛けに少し笑って答えてくれたなお……




「ツッチーに決まってるじゃん……好きだよ」




まるで天使。
お姫様に早変わり。





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