サイコーに不機嫌なお姫様。



「相馬のポジションと俺は違うからね」


「ツッチーはどのポジションだったの?」


「ミッドフィルダー。相馬は左ディヘェンダー」


「聞いても分からないし。私、フォワードとゴールキーパーしか分からない」


「私も。いまいちサッカーのルール分からないんだよねぇー」



そろいも揃ってサッカーに興味がない彼女たち。



ま、見た目だけで近づいてきた女よりは全然ましだけど……



「土屋ー! 行くぞぉ!」


「おう!」



すっかり昔に戻って相馬と二人でサッカーを楽しんでる時だった。



ふとなお達が座っているほうに目をやると二人組の男に声をかけられている。



な……ナンパ!?
俺の姫に手を出すなー!!


……て、動く前に相馬が走ってあみちゃんの手をひっぱる。



「彼女たちに何か?」


「今日、俺たちもコテージ泊まるからよければ夜、キャンプファイヤーでも一緒にしないかなって」 



なんて誘い文句。呆れつつ俺もなおのもとに行く。



「俺たち4人で遊びたいからいいです」



やんわり俺が断ると奥からまた別の男がやってきた。


「あ……」



なおはその男の顔を見てビックリした表情。



な……何?





< 92 / 202 >

この作品をシェア

pagetop