サイコーに不機嫌なお姫様。



公園もあるキャンプ場。


10月だけどまだ日中は暖かくて、4人でフリーテントサイトに来た。



一面きれいな芝生。
なんか思い出すなー……



「久しぶりに球けりたくない?」


「俺も同じこと考えてた」



かなり練習がきつかった高校3年間。でも俺、サッカー好きだったんだよな。



「雅紀くんボール見つけた! 土屋くんとサッカーやれば?」



あみちゃんが誰かの忘れ物の転がっていたボールを持ってきてくれた。



「サッカーボールじゃないけど……軽いな。いける?」



軽くリフティングして俺にパスしてくる相馬。



右足で軽く蹴りあげるとすごい勢いで遠くに飛んでいってしまった。



「だから軽いから手加減しろってー!」


「はは! ごめん!」



そう言って相馬はボールを取りに行った。



「私、ツッチーがサッカーやってるとこ初めて見たかも!」


「そうだっけ?」



いつの間にかなおとあみちゃんは階段に腰掛けて俺たちを見ていた。



「土屋くんレギュラーだったんだよね! すごいね!」


「ええ!? あの相馬でさえ控えだったからてっきりツッチーは補欠かと思ってた!」


「なんだとコラ!」



一体俺をどういう目で見ているのか……うちの姫は。




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