私と兄の関係
本当に俺は、そう思った。

本当に信じられなかった。

由梨が俺を好きって聞いた時……

夢でも見てるのかと思った。

でも、夢じゃない……

今、俺の隣にはこうして由梨が居る。

それだけで嬉しかった。

「夢じゃないよ、安心して。だって私は、本当にお兄ちゃんの事好きだもん」

由梨が言った。

俺は、その言葉が嬉しかった。

その言葉だけで安心出来る。

でも、そんな事言われたらまた抱きしめたくなるだろ。

「由梨……」

俺は、そう言って由梨をまた抱きしめようとした。

「今は、ダメ。誰かに見られたら困るし……それに周りにバレたら私とお兄ちゃんは、付き合えれないんだよ。お兄ちゃんは、それでもいいの? 私は、嫌だもん」

確かに俺と由梨は、兄弟だから周りに付き合ってるってバレたら付きあえれない事になる。

俺も由梨と付き合えれないのは、嫌だ。

今は、こうして由梨と付き合えれたから……

母さんや父さんには、悪いけど俺は由梨とずっと付き合いたい。

だから俺は、今我慢する。

でも、誰も居ない時は我慢しなくてもいいよな?

「俺も由梨と付き合えれないのは、嫌だ。だから今は、我慢する。誰も居ない時は、いっぱいしような」

俺は、言った。

「お兄ちゃんのエッチ」

由梨がそう言うと俺は、「由梨がそうさせてるんだ」と言った。

「私がさせてるって? 」

本当に由梨は、分かってないな。

やっぱ由梨は、鈍感だな。

まぁ、そこが可愛くていいんだけど……

ってやっぱ俺って由梨命だな。

「由梨が可愛い事ばっか言うから我慢、出来ないんだよ。あんまり可愛い事ばかり言ってると俺、本当に襲うからな」

俺は、言った。
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