私と兄の関係
俺は、目を覚ました。

視界に入るのは、由梨がテーブルに作ったご飯を運んでる姿。

ん、この臭いはカツ丼?

「ん、それってカツ丼?」

「正解。お兄ちゃんと私の大好物だもんね」

由梨が言った。

よっしゃー、カツ丼だー。

「ヤッター!」

俺は、ガッツポーズをした。

俺は、さっそくカツ丼をガツガツ食べた。

あっと言う間にカツ丼を全部食べ終えた。

食べ終えたら食器を交わした。

「早っ!お兄ちゃん、もう食べ終わったの?」

由梨が驚いて俺の方を見た。

「由梨のカツ丼がおいしすぎるから。由梨、絶対いい嫁さんになれるな」

俺がそう言うと由梨は、顔を真っ赤にして照れていた。

由梨は、本当に照れ屋だな~。

そこが可愛いんだけどな。

そんな顔されたらもっと言いたくなる。

ここは、由梨が照れる事を言ってやろ。

俺って結構ドSだったりして。

「由梨は、照れ屋だな~。もっと言ってあげよっか? 由梨は、いい嫁さんになれる。由梨は、いい嫁さんになれる。由梨は、いい嫁さんになれる。さすがに言い過ぎたか?」

俺がそう言うと由梨は、「大げさすぎだよ」と言った。

大げさなんかじゃない。

だって本気でそう思うから。

「由梨、また作ってな」

「うん。また、作ってあげるね」

由梨がそう言うと俺は、またガッツポーズをした。

「そう言えば、明日お兄ちゃんってどっか行くの?」

由梨が突然、俺に聞いた。

明日は、麗華とどっか行くつもり。

でも、由梨にそんな事は知られたくない。

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