【完】最強の男に寵愛された姫
「助けてあげよーか?」





私が彼に微笑みながら言うと、彼は目を見開かせた。





「お前みたいな小娘に何ができんだよ。」





「ふーん、甘く見ないでくれない?私も白夜の総長の女だし、副総長の妹なんだから。」





ま、喧嘩は出来ないけどね。





でも、大丈夫





陽翔さんはまた、あの女の人の元で笑える。





私の勘はよく当たる!





「お前って見た目によらず強い心持ってんだな。」





「見た目によらずってのは、聞かなかったことにしてあげる。」





「偉そうに・・」





そう言いながらも彼は笑った。





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