【完】最強の男に寵愛された姫
目の前の何の反応も見せない放心状態の玲くんに私、何か間違えた?と不安に思っていると、玲くんの抱きしめている腕が強くなった。
正直言って苦しい。
「もう、姫華は俺なんか好きじゃねぇんじゃねぇかって思い出した時だった誠二が言ったんだ・・『夏がこの前デートしてくれない彼氏なんか大嫌いッ!』て言われたって、そしたら姫華もそんなこと思ってんじゃねぇかって思って今日誘おうとしてたら、お前から誘ってくるし・・・でも、『慎さん、慎さん』うるせぇし・・・」
こんなにも不安に思ってる玲くんに気づいてあげられなかった私は彼女としてより人間として最低だ。
「玲くん」
「・・・重いって思ったか?」
玲くんが重いって言っていた意味が分かったけどそれよりも私は他の事で頭を占領されていた。
正直言って苦しい。
「もう、姫華は俺なんか好きじゃねぇんじゃねぇかって思い出した時だった誠二が言ったんだ・・『夏がこの前デートしてくれない彼氏なんか大嫌いッ!』て言われたって、そしたら姫華もそんなこと思ってんじゃねぇかって思って今日誘おうとしてたら、お前から誘ってくるし・・・でも、『慎さん、慎さん』うるせぇし・・・」
こんなにも不安に思ってる玲くんに気づいてあげられなかった私は彼女としてより人間として最低だ。
「玲くん」
「・・・重いって思ったか?」
玲くんが重いって言っていた意味が分かったけどそれよりも私は他の事で頭を占領されていた。