【完】最強の男に寵愛された姫
理人の顔がさっきよりも近くて、今にも唇が触れてしまいそうだったから。





私は石のように固まり何も出来なくなった。





ただ、理人が離れてくれるのを待った。





理人は数秒・・・5秒ぐらいで離れた。





何がしたかったのかは分からない。





首を傾げて理人を見上げる。





彼の口角は上がっていて、やっぱり私の後ろを見ていた。





もしかして・・・





そう思い後ろにゆっくりと振り返った。





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