うさぎの涙、


―外に出ると辺りはもう真っ暗だった、



「楽しい時間は早く過ぎるって本当だったんだ…。」


「なんか言った?」


「え!?あ、ううん。
何でもないよ。」


「そっか!
もう暗いしあぶないから家まで送るよ。」


「え…、いいよいいよ!
家近いし!」


『送って欲しい、
家かなり遠いいしっ!』


そんな心の声とは真逆の事を言ってしまった。


「そうなの?
ぢゃまた明日な!
気をつけて帰れよ!
ばいば~い!」


そう言って龍は帰って行った。


一人になった時に初めて自覚した。




「やばい…うち好きになっちゃったかも。」



頭がポカポカ温かい私はぼーっとしながら家に帰った。


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