男子校の秘密【BL】
「ふざ――カッキーン!!

ん?
なんだ今の音は……

恐る恐る目を開けると、いつの間にか俺の周りにいた兄ちゃんたちは消えていた。

いや、そうじゃなくて倒れていた。

「??」

野球……ボール?

足元にころりと硬式の野球ボールが転がっていた。

1、2、3。3つ。
1、2、3。3人。

1人一発ずつ?……すごい命中率だな。

ここまで出来るのは、俺の知る限りあの人しかいない。

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