学校一のモテ男といきなり同居
それに、すごく気持ち悪い……。


ねっとりした舌が、なんだか生き物のよう。


「やめて……」


「ウフフ…」


微かな笑い声が、真っ暗な部屋の中で響いた。


えっ……この笑い方は……。


気づいたときには、


もう床に押し倒されていた。


うつ伏せにされ、背中にズッシリとした重みを感じる。







「ハァ……ハァ……真央ちゃん……」


荒々しい息遣いが、背後から聞こえてきた。


これは、郁実じゃないっ!!


「嫌ぁーーーっ!!」


体をよじるけど、上から馬乗りになられているみたいで、ビクともしない。


「真央ちゃんは、とっても甘くておいしいね…ハァッ……想像通りだ…」


頬をペロッと舐められる感触に、吐き気をもよおす。


じゃあ…さっきの叫び声は…


郁実の声なの!?


自分の置かれた状況を理解すると同時に、絶望感に襲われた。


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