学校一のモテ男といきなり同居
「そーだな、思いだす」
平然と言う郁実の答えに、胸がズキッとする。
こんなアルバムをあたしにどうしろって言うの?
そんな元カノとの思い出を共有?
冗談じゃない。
郁実と目を合わせられないでいると、郁実がそっと手を握ってきた。
「俺、マジで最低なヤツだったな……って。好きでもないのに付き合ったり、ホント適当に過ごして来たから。
そのときは楽しかったけど、なんも残ってねーの」
「え……?」
思わず、郁実を見上げる。
そこには、優しくあたしを見つめる郁実がいた。
「思い出のエピソードとか、全くない。イベントも女とふたりっきりで、まともに過ごしたことない。
男友達も一緒に遊ぶことが多かったし、恋人らしーことは……これから、真央とするのが全部初めてだから」
そう言って、目を細める。
「ホントに……?」
「そう。例えそうじゃないとしても、この先、俺の心の中には真央との思い出しか残らないよーになってる。もう、そーなってるから」
元カノとの思い出について、どこに真実があるのかはわからないけど、
郁実の言葉が、ホントに嬉しかった。
嬉しくて……自然と、涙があふれてくる。
「郁実……あたし……困らせるようなこと言って、ゴメンね……」
「いーよ。真央はワガママだって、知ってるし」
「うっ……」
いつもなら言い返す場面だけど、もう郁実には勝てない気がした。
平然と言う郁実の答えに、胸がズキッとする。
こんなアルバムをあたしにどうしろって言うの?
そんな元カノとの思い出を共有?
冗談じゃない。
郁実と目を合わせられないでいると、郁実がそっと手を握ってきた。
「俺、マジで最低なヤツだったな……って。好きでもないのに付き合ったり、ホント適当に過ごして来たから。
そのときは楽しかったけど、なんも残ってねーの」
「え……?」
思わず、郁実を見上げる。
そこには、優しくあたしを見つめる郁実がいた。
「思い出のエピソードとか、全くない。イベントも女とふたりっきりで、まともに過ごしたことない。
男友達も一緒に遊ぶことが多かったし、恋人らしーことは……これから、真央とするのが全部初めてだから」
そう言って、目を細める。
「ホントに……?」
「そう。例えそうじゃないとしても、この先、俺の心の中には真央との思い出しか残らないよーになってる。もう、そーなってるから」
元カノとの思い出について、どこに真実があるのかはわからないけど、
郁実の言葉が、ホントに嬉しかった。
嬉しくて……自然と、涙があふれてくる。
「郁実……あたし……困らせるようなこと言って、ゴメンね……」
「いーよ。真央はワガママだって、知ってるし」
「うっ……」
いつもなら言い返す場面だけど、もう郁実には勝てない気がした。