学校一のモテ男といきなり同居
すぐに、郁実から電話がかかってきた。



……あんな言い方した手前、すぐには出にくい。



迷っていると、音が途切れた。



「あ……」



やっぱり、出ればよかった。



もう、あたしからはかけられないし。



ケータイを持って固まっていると、また鳴った。



郁実だ……。












思い切って電話に出ると、郁実の不機嫌そうな声が聞こえてくる。



「勝手に切んなよなー」



「郁実があんな言い方するから…」



「真央だって。会いたいなら、会いたいって言えよ。俺に言わせんな」



「だから、そんな言い方しなくても……」



「俺が言うの、待ってた?絶対に言ってやんねー」



「待っ……待ってないし!!それに、絶対に言わないって、なにそれ」



もうっ!どこまで挑発的なんだか。



なんのためにまた電話をかけてきたのか、理解できない。



悲しくて、悔しくて…だけどやっぱり、郁実のことを嫌いになれない。



唇を噛みしめていると、郁実がフーッと大きく息を吐いた。






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