学校一のモテ男といきなり同居
感動して言葉に詰まっていると、郁実の不機嫌そうな声が聞こえてくる。




「お~い、そこで黙るなよ。新しい彼氏候補が出てきたんだっけ?」




「えっ、違うよ!さっきのはウソ。適当に言ったの。あたしの彼氏は、郁実しかいないから」




慌てて誤魔化すけれど。




「そんなこと言って、もうキスでもされた?お前、スキありまくりだから」




「なっ…そんなことされてないよ!」




「そっか、よかった。真央にキスしていーの、俺だけだから。そいつに言っとけ?」




きゃーっ。



いつも通りの郁実だっ。



一気に、一緒に住んでいた頃の感覚に戻る。



こうやって毎日ドキドキして、郁実が大好きって実感して、幸せに浸ってた。



いつもこうならいいのに……。








「大丈夫。そんな人、いないから…」



「あっそぉ。口実作って、家に上がったりしてねー?大丈夫か?」



ドキッ。



「…うん。もちろん」



「俺も、女っ気ない生活送ってる。真央のことだけ考えて、生きてる」



「そ、そうなの!?」



嬉しすぎる!って思ったとたん。



「そー思ってれば、気持ち的にラクだろ?」



「ええっ、どういう意味!?」



「普段の生活が見えない分、悪いように考えればそっちばっか気になるけど、

いいように考えれば、ハッピーでいられるだろ?」



「それは、そうだけど…」



「俺からは、あんま連絡しねーけど…別に、忘れたわけでも、どうでもいーわけでもないから。

ホントは、今すぐ会いたいし…この手で抱きしめたい」



ボッ。



一気に顔が赤くなるのがわかった。



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