学校一のモテ男といきなり同居
インターホンの画面を閉じ、急いでその場から離れた。




リビングのソファに座り、側にあったクッションを抱えてうずくまる。




――ピンポン、ピンポン、ピンポン。




激しく、何度も鳴らされるチャイム。





「嫌ーっ……やめて!!」




耳を塞ぎ、目を閉じる。




しばらくしてふと顔を上げると、音はしなくなっていた。










その代わり……、




あたしの目の前に……草野くんが、立っていた……。




「きゃーーーーっ!!!!」




大声で叫ぶけれど、草野くんは驚く様子もなく、




あたしを見つめて、ただ微笑んでいる。




「三沢さん……ひどいよ。俺を、避けるなんて」




「い……やっ……どうやって入ったの……?」




今すぐ逃げたいのに、恐怖で立ち上がることすらできない。




「カギが開いてたよ、不用心だな……俺が来てよかったね」




クスリと笑う顔はもう、悪魔の微笑みにしか見えない。




カギが開いてた……?




そんなはず、ない。




ハッキリとは覚えていないけど、カギは閉めたはず。




それなのに、入ってきたってことは……。



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