学校一のモテ男といきなり同居
自分の彼氏なのに、会うときは毎回新鮮で。




両思いなのに、片思いの恋のように、ドキドキしてしまう。




あたしをいつまでも惹きつける…そんな魅力を持った男の子。




ゲートに到着すると、係員の男の人しか立っていなかった。




急いで来たのはあたしだけ?




ガッカリしていると……。











「お帰りは、こちらです」




係員の人が近づいてきて、ゲートの外を指差す。




「いえっ、まだ帰りません!大事な用事が……ああっ!!」




「へへっ。これならバレないよな」




な、なんと。




ブルーの制服に身を包まれ、帽子を目深にかぶっているのは…




係員じゃなくて、郁実だった。




おまけに黒縁メガネをかけてるし!




これだと、全く郁実だってわからない。



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