学校一のモテ男といきなり同居
そのとき、ドアホンが鳴った。



そのままキスを続ける郁実の胸を軽く押す。



「出ないの?」



「今、それどこじゃない」


 
梳くように、髪の中に指を入れてくる。



そして、そのままキス続行。










ーーピンポン、ピンポン、ピンポン。



「あーもぉ、うっせーな!クソッ」



何度も鳴るチャイムに苛立ったのか、やっとドアホンに向かって走って行った。



「ちはーっス、スマイルピザです」



その言葉を聞いて、納得。



こっちが注文してたんだから、何回も押すよね。



あたしが社長と話している間に、頼んでくれてたんだ。



しばらくして玄関のチャイムが鳴り、郁実が受け取りにでた。



カムフラージュのためか、家の中でサングラス。



余計に怪しい。



ピザ屋さんが帰った後、テーブルの上にピザの箱を置き、ため息ひとつ。



「はー…なんかもうピザって気分じゃねんだけど」



「そう?あたしは、食べたいな」



「んー…真央のこと、食べてからでいい?」



どうやら郁実は、そっち方面のことしか考えてないみたい。



「温かいうちに食べようよー。冷めたらおいしくないよ」



「後で温めなおせばいーじゃん。俺の気持ちは、今が一番熱いの」



強引に唇を重ねる郁実に身を任せ、



いつかお腹が鳴るかもって心配していると…。



チャララ~♪



あたしのケータイの着信音が鳴り始めた。



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