学校一のモテ男といきなり同居
そっちに行ったら、落ちるっ!


ベッドの淵ギリギリに体を横たえている井上くんを見て、あたしは思わず手を伸ばしそうになった。


…いけない!


そんな心配、してやる必要なんてないし。


「勝手にすれば!?」


そのまま部屋を出て行こうとしたけど、


踏みとどまった。







あたしのベッドで寝ないでよ…。


「やっぱり、すぐ起きて?」


井上くんの腕を掴み、力いっぱい引っ張る。


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