なにやってんの私【幸せになることが最高の復讐】

 熱く潤って敏感になっているところに顔を埋められ、腰がくねって息を飲む。

 唇と舌と指を使って浅く深くじっとりと弄び、何回も達したところで腰をつかまれ一気に貫かれる。

 キスをされて口を塞がれているから声も出せず、舐められ吸われ、身体を絞められ、突かれて、おかしくなる。

 もうだめ...気が遠くなってきた時に更に一番奥まで入り込んできて、ドクドクするものを私の中で感じた。

 肩で呼吸をしながら、一つになったまま私の上に乗っかってきて、そんな彼の背中を優しく撫でて、


「足りない? ちょっと待って」


 冗談を言うから笑っちゃって、「そうじゃない、秀太郎さんに言われたこと思いだしちゃって」

「大丈夫。ちゃんとしたから」

「いつ!」

「そんなの知りたいの?」

「そうじゃなくてっ」

「俺は無くてもいいんだけどね。まだダメでしょ」

「...ん」


 ちゃんと分かってくれてて、幸せだって思えた。

 やっと。


「ミッション2クリアおめでとう」

「そうな...の?」

「そう」

「次が最後だぞ」

「まだあったんですかっ」

「まだあるんだなこれが。最後は、相手を好きになることだそうだ」



 また無理難題を。本当にこれ私が言ったんだろうか。


「もう、好きですよ」

「それは分かる。俺も好き。でもその好きとはまた違うらしいぞ」

「分からないし」

「お前が言ったこと」

「でもー」

「大丈夫。できるよ」

「...はい」




 ミッション2、クリア。

 萩原さんの秘密1、なんかの会社を複数経営。
      秘密2、バイの弟がいる。(妹?)
      秘密3、私が彼女。


 以上、復讐計画ミッション2、コンプリート。

 あ、待って。

 名前、聞くの忘れた。だっていつも萩原さんて呼んでるからなんかそれでいいやって思っちゃって。

 これはミッション3に、持ち越しっと。

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