なにやってんの私【幸せになることが最高の復讐】
「ん? 何? その顔はまたなんか考えてるでしょ?」
「.........」
「はい、今度はなんですか? 言ってみて」
カウンターに頬杖をつきながらこっちを向いて、目を細めて見られても、笑えない。
「なに?」
えーと、あー......とか言ってみても、ただ笑って見てて、私はやはりちゃんと言わなきゃならない状態に陥っている。
「コーヒーショップ...」
言いたくない。なんかやきもちやいてるみたいで嫌だな。実際やいているんだけど。
「コーヒーショップがどうしたの?」
「.........行きました?」
言うしかない。
「野々宮さんと......」
「...は? お前何言ってんの? 野々宮となんてどこにも行ってない。なんの話?」
「行ってないんですかっ!」
思わず大声になってしまって立ち上がっていた。
野々宮さんとはこの前会ったきりだという。
コーヒーショップなんて行ったことすらないし、話だってしていないということだ。
兎に角、野々宮に何か言われても一切気にするなと言われ、俺の電話を勝手に見てお前の番号を見つけたんだろうから電話があっても出なくていいとまで言われた。
いくら子供の頃から知っているとはいえ、人の電話を勝手に見るのはマナー違反だと思う。
なにはともあれだ、野々宮さんには気を付けなきゃならないなって、そう思った。