なにやってんの私【幸せになることが最高の復讐】
ヨガの神様(いるとしたら)にお願いをして、1時間楽しんでヨガができますようにと心からお願いをして、深呼吸を一つ。
笑顔を顔に貼りつけて、中に入った。
レッスン中はあかりちゃんは他の会員さんのまねをして、真剣に見よう見まねでやっていた。
ちょっとだけかわいい子だななんて思った私はどうしようもないお人好しか、もしくはバカかのどちらかだろう。
なんで彼女がここに来て、しかも私のレッスンを受けているのか。
これは偶然なのか、はたまたこの子の陰謀なのか。
まだ分からない。
私としては前者であってほしいけど。
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「井上さん、どうでした? 気持ちよくできましたか?」
レッスン後にかならず体験レッスンのお客様に聞くことだ。
レッスン後の明るくなったスタジオ内で二人きりになった私は、仕事に徹した。
「あ...はい」
「汗もたくさんかけました?」
「...そうですね」
「何か気になるところとか、ありました? 疑問に思うこととか、ここ難しかったーとか。何かあったらなんでもどうぞ」
あかりちゃんが顔を上げてキョトンとした顔で私を見た。
私は笑顔を貼りつける。
完全なる仕事用のね。