溺愛系と天然系が恋しました!
「じゃあ、長澤も消しとく?俺の執事。」
「…へ?」
「撮ったよね?教室の入り口に来た俺を。」
「…バレてたんですかぁ…。」
「ちゃんと笑顔で写ってたでしょ?」
「…ですね。」
やっぱりあの写真の笑顔は、
偶然じゃなかったんだっっ。
ど、ど、ど、どうしようっっ。
勝手に撮ったら気分悪いよね?
素直に消すべき?
いやいやいやいやいやいや、
あんな笑顔は、クールなきーち先輩のミラクルなんだから、ずぇったい消したくない!!
だから、あたしは…
「きーち先輩。消したくないです。
ダメ…ですかね…?」
と、顔色を伺う様に聞いたんだ。