究極的な愛の形
「一緒にいたいですよ、ずっとずっと……!で、でも、こんないきなりじゃ。家族や友人が大切なのは確かですけど、あなたが一番に大切なんですから、その内にって考えていたのに……、わ、わたしは、あなたにこんなことをさせてしまうほど、嫌っているように見えたんですか……」
繰り返される涙。息を再開させる間もなく、彼が否定したのは早かった。
「っ、ち、ちが!そんなこと……!」
「あるじゃないですかぁ!寝ている時にこんなことまでして、よく分からない薬やら手錠やらも準備して、監禁しなきゃならないほど、私、そんなに信用ないんですかっ。外で浮気してるとか思われていたんですね、私!」
「誤解だ!浮気しているだなんて思っていない、君の愛は知っている。ただ、戸惑っているみたいだったから、僕だけを見ていられるようにお手伝いと――ごめん、実力行使の野蛮であるのは違いない、謝るよ……」