究極的な愛の形
「謝る前に、手錠と、寝ている私にこんなことした理由を教えてくださいっ。私が謝らなければならないかもしれませんっ」
「君が謝ることなんかない。い、いや、その……、何もするつもりはなかった。ただ寝ている君を見ているだけで、起きたらまた説得しようと思ったんだけど、その……、あんまりにも可愛い寝顔で」
ごにょごにょと言いづらそうに赤面する彼で、彼女も察した。
「いたずらしたくなったんですか……」
「もっとマシな言い方をしてくれ……」
そんな卑猥なつもりはなかったと弁解する。
「さっきも言った通り、僕が触れたら反応してくれる君を見て。寝ていても僕を感じているんだと嬉しくて。色々と知っておきたかった。君はどこが良く感じてくれるのかと。ただ起きている時は、恥ずかしいとか汚いとかでやらせてくれなかったから、寝て起きたら中断されてしまうと手錠を……、やっぱり卑猥か。首でも吊ってくる」
嫌な男と自覚したらしい彼を止める。