【完】ツンデレな彼。~初恋は、意地悪で甘々な彼でした~





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バイトのため、ファミレスへと向かっているあたし達。








『........雫....ごめんね』



急に伶香が謝った。




『また急にどーしたの??』




『............あたしが雫泣かせたの。』






............ん?


あたしが泣かされた?

伶香に?




『全く身に覚えがないんだけど........』





『........さっき........昇降口で....』



目を伏せながら話す伶香。






昇降口........?



ああ....

『あれは伶香のせいじゃないよっ。』




多分、あたし自身のせい。





あたしが、未練タラタラだから........。







『........違うのよ。あたし、西島に、雫とちゃんと話せって言ったの。だから昇降口で西島と話せたと思うんだけど....』






『ああっ!話したよ!』






『....だから、あたしのせいよ』


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