溺愛協奏曲
レジャーランドの中に入ると広大な動物園があり遠くのほうには遊園地があった



観覧車があり、ジェットコースターも遠くのほうに見える




足を進めると森の奥には動物園、入り口近くには大きな案内板があった




しばらく進むときりんや象など色々な動物が見えてくる



近くで見ると想像していたより大きくて正直言って圧倒されているあたしがいた




ってか・・・・動物園なんて何年ぶりだろ




子供の頃お父さんと来て以来かも・・・・




小学生の低学年位のころ一緒に連れてってもらったことがあったけど・・・




それ以外は仕事が忙しくて連れてってもらったことなんてないかな




そう思うと寂しい子供時代を送っていたのかも・・・・





蓮はどうなんだろ?隣できりんのことをじっと見つめている蓮の横顔を見る




蓮はあたしの視線に気づくと優しい笑みを浮かべてそっと肩を抱いた




「どうした?疲れたか?」




「ううん・・・・ただ、子供のころのこと思い出しちゃって」



「子供の頃?なんかあったのか」




「なにもないけど・・・・小学校低学年位のころお父さんと一度来たことがあったけど

それ以来来てないなって思っただけ」




あたしがそう呟くと蓮は強く抱き寄せて頭にそっと唇を寄せた
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