溺愛協奏曲
第2章
公園に着くとよろよろと空いているベンチに座った



すかさずポケットから携帯を取り出し時間を確認するともうすでに2時をまわっていた




「はあ~どうりでお腹がすいたわけだってか喉かわいた~」




思わずベンチに横になる




まだ昼間なので公園では親子連れが砂場やブランコで遊んでいるのが目につく




いいな~あたし母親と一緒に公園になんて来たことないかも




いっつも慎ちゃんといっしょだったからな~なんか懐かしいな~




ふと目線を公園の入り口のほうを見ると自販機が目に入った






「なんか飲み物でも買おうっと」




ふらつく体に鞭をうち、自販機まで行くとミネラルウオーターを買う




喉が渇いていたので一気に半分ほど飲み干した




「ふうっ・・ちょっと生き返ったかも」




再びベンチに横になる




暖かい日差しと子供の笑い声が響く公園であたしの意識はそれからぷっつりと途絶えた











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