コール マイ ネーム
「泣くな」
凛とした声が、未奈の耳に届いた。
「こんな野郎の為に泣くの、もったいねえぜ」
次いでかけられた同じ声は、確かに未奈に向けたもので――しかし、未奈はその声の主がわからない。
未奈は顔を上げた。
視界に広がったのは、先ほどの男前バーテンだった――
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凛とした声が、未奈の耳に届いた。
「こんな野郎の為に泣くの、もったいねえぜ」
次いでかけられた同じ声は、確かに未奈に向けたもので――しかし、未奈はその声の主がわからない。
未奈は顔を上げた。
視界に広がったのは、先ほどの男前バーテンだった――
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