秘蜜の秘め事
こんな小さなアザだ。

ぶつけたと言う推測はありえない。

俺の頭の中にもう1つ、ある推測が浮かんだ。

「――まさか…な」

そう呟いた瞬間、彼女の携帯電話に電話をかけてきた“古沢真”の名前が頭をよぎった。

名前からして見て女かと思ってたけど、
「男…?」

呟いて、俺はその考えを否定するように首を横に振った。

男友達にこんなことさせる訳ないよな?

よっぽどの間柄じゃない限り、彼女の背中を見ることもなければ、もちろんさわることもない。
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