秘蜜の秘め事
それに…こうして背中にアザをつけることなんてなおさらない。

友達以外で男が絡んでくることと言えば、
「――恋人…?」

呟いて、首を横に振る。

違う!

違う!

そんなんじゃない!

梨衣に、恋人がいる訳がない…!

かわいくて、優しくて…一言で言うなら、まるでフワフワとした砂糖菓子のような梨衣。

そんな梨衣に恋人なんて…違う!

今俺が見たのは何かの間違いだ!

そう思って再び彼女の背中に視線を落としたが、やっぱり同じ光景だった。
< 207 / 440 >

この作品をシェア

pagetop