秘蜜の秘め事
きぃちゃんに襲われそうになって、きぃちゃんを殴ってしまったこと。

「梨衣?」

突然口を閉ざしたわたしに、真は首を傾げた。

「わたし…」

声が震えている。

「わたし…その子のことを傷つけちゃったの…。

その子に襲われそうになって、わたし、つい…怖くて、手を出しちゃって…」

ポツリポツリと呟くように話したわたしに、真は驚いた顔をした。

「もちろん、悪気なんてなかった…。

でもわたし、その子をさんざん殴った後、逃げて…」

「もういいよ」

真が止めるように、わたしを抱き締めた。
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