秘蜜の秘め事
次の日は…自分でもよくわからなかった。

朝起きて、ご飯を食べて、学校へ行って、授業を受けて、友達と話をして、ご飯を食べて…全部当たり前のはずだ。

なのに…よくわからない。

自分がしていること、食べているもの、聞いていること。

全然わからなかった。

その日も授業は5時間で終わって、早く帰宅。

エレベーターに乗って、ボタンを押して、息を吐く。

「会いたくないなあ…」

できれば、どこかへ出かけていて欲しい。

彼に会ったら、泣いてしまうかも知れないから。

エレベータが止まる。
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