秘蜜の秘め事
「相手が1回り年下なのはたまたまだ。

僕はそれもわかって彼女を好きになったんだ。

相川こそ、香波さんのどこにひかれたんだ?」

「えっ、何で…」

いきなり話を返されたことに相川は戸惑う。

ざまあみろ。

心の中であっかんべーをした。

たまの報復を受けて見ろ。

さて…と、僕は振り返る。

たまたまとか、わかってとか、何とか言ったけど…僕が梨衣ちゃんを好きになった理由。

一言で片づけるとするなら、“一目ぼれ”だ。
< 64 / 440 >

この作品をシェア

pagetop