WITH
「一個だけ……不可解なことがあるんだけど。
廉と別れる少し前から、手紙が段々減っていつの間にか来なくなって、事故も起きなくなったって……偶然かな?」
隣に座った晴哉を見上げて、
「……どういうこと?」そう聞けば、
「ただ単に、別れたから手紙も事故も起きなくなっただけかもしれない。だけど、廉が犯人を知っていたんなら……蜜華さん?と、すぐ付き合ったりするのかなー…って思っただけ」
「でも、私と別れたあとすぐに、廉と蜜華さんが付き合い始めたのは本当みたいだし……」
何がなんだか、わからない……
私に起こっていたようなことが、蜜華さんにも起きたの……?