隣の女
「有川、ちょっと右手あげてみろ。」

は?
なんだこのおっさん。
でも、逆らうことはできない。

バカな俺は右手を挙げてしまった。

「おーー、そうか、そんなに学級委員がやりたいんだな。そうかそうか、ぜひ頼むよ。」

先生が怖い笑みを浮かべている中、クラスの連中は拍手をする。
中には爆笑している奴もいる。

なんだよ、入学早々恥かかせやがってこのじじぃ!覚えとけよ!!

「よし、じゃあ学級委員は宮坂と有川に頼むぞー。」

クラスのみんなはまた拍手をする。

こんなんでは断りたくても断れない。

してやられたり、、、。
入学早々落ち込む俺であった。
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