先輩と私と。
よくわかんないけど、


下から、お母さんがご飯だと叫んでいるけど、





何かを考える前に手に取った携帯。




気がついたら、もうそれは繋がる。





『もしもし?』



「零...?」






『うん、え、どうしたの?』





「手紙、読んだよ」






電話をした理由なんかないのに、




どうやって話そう、と考えていた。






『手紙??あぁー....あ!!!めっちゃ恥ずかしいやつじゃん!!!』







「恥ずかしく、ないよ」





『え?』





「めっちゃ良かった。なんか、零の手紙を集めたら本に出来そう」







『何それ、出来ないよー。そんなかっこいいこと書けないもん』





「出来る!!!あと200枚ぐらい書いてくれれば!!!」





『多い多い。そんな語れない』




クスクスと笑うその声が癒される。





「あ、ねぇ。零が暇な日ない??まだ私、受験のやつ祝ってあげてないよ!!!」





『いつでも暇だよ。莉生のが忙しいんじゃない?』




「そーなの!!!休みが1日しかないってどういうこと!!?他全部1日練ってどういうことなの!!?何、先生は暇なの?夫に相手にされないのかなぁ?」





『落ち着いて。多分そうだけど』





「だよね?あ、えっとね、3月30日が休み。その日、いい?」





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