先輩と私と。
『そう?』


「...あの、クラス替えで...」



私は話す。



バカになって必死に。


全部全部。



ありえないぐらい口を悪くして。



『...何それ。意味わかんないんだけど』



「そりゃぁ、嬉しいのは分かるけど...相手の事も考えろよ、みたいな...」



『そうだよ。訳わかんない。千愛ちゃんって子もそれだけの友達だったの?上っ殻だけだったの?』


「そう。だから...ちょっとイライラしてて」



『うん。分かった分かった。石上ちゃん、優しいから』



「先輩...」



どうしよう。



泣いちゃう。



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