先輩と私と。
『千愛ちゃんは何か恨まれるようなことしたの?その子に』


「してない...です。小4のときに転校してきて...勝手に千愛ちゃんを嫌ってるから...千愛ちゃん、話したこともほとんどない」



『何それ?千愛ちゃんのこと知らないくせにそんなこと言ってんの?』



「はい...。千愛ちゃん、ちょっと変わってる...変人っぽいとこあるから、それだけで」



『どうしようもないバカじゃん。手に負えないわ』



「ごめんなさい...」



涙が乾いていく。


『何で謝るのさ』



そういって笑う先輩。



『そうだよ。そういえば石上ちゃん、何組なったの?』



「あ、えっと...4組、です」



『おー!!俺と一緒!!』


「ホントですか?3年4組?」


『違う違う。俺は3組だった。だけど、2年のときは4組』



「へー。何かすごいですね」







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