Worlds end
第14章 ミオはミオ
僕は一瞬、何事かと思ったけれど、
ミオの次の一言で、
ついつい笑ってしまった。

「今、気付いたけど…
ウチらのバンドってバンド名が無い!!
どぅするょ?!」

僕ら2人は、
ミオはやっぱりミオのままなんだな。
って再認識させられた。

「2人とも何か無いの?!
…ってか2人とも気付こうよ!!」

自分も今、気付いた癖して良く言うよ…
そこがまたミオの可愛いトコだったけど。

「カッコいい名前ね〜…
London delicacyとかは??」

ミオにバッサリ。

「訳分からん。」

「じゃあ…
負け犬ミッドナイトとか?!」

またもミオにバッサリ。

「尚更、訳分からん。」

「もぅ俺、知らね〜!!2人で考えてよ。」

そう言って僕は口を閉じた。


ミオはモモに尋ねる。

「モモは何か良いのある〜??」



モモはボソッと呟く。



「worlds end…」
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