Worlds end
第29章 挫折
文化祭まで、
1ヶ月少しと迫ったある日の放課後…

僕らはいつもの屋上にいた。

ただモモの姿は無かったけれど…


モモの精神状態は、
一向に良くならないらしい。


僕は空を見ながら呟く。

「ミオ…今年の文化祭は諦めよっか…」

納得のいく曲も作れていなかったし、
何よりモモの体が心配だったからだ。

「そぅだね…
モモの体を考えたら、そうだよね…」

さすがのミオも納得してくれた。
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