【完】溺愛プリンセス~最強Boysに愛されて~
雅の色香に当てられて、呼吸困難に陥っ
てしまいそう。
「……麗」
「っ、」
また一段と甘くなった、雅の声。
一体どこまで私を翻弄すれば、気が済む
のだろう、この人は。
「……キスでもするか」
「!?」
次の瞬間、雅の放った言葉に、目を見開
いた。
今日一番の動揺。
何を言ってるんだこの人は。意味、わか
ってていってるんだろうか。
「意味、わかんないわよ……」
「わかんねーなら、教えてやろうか」
雅がそう言ったかと思うと、雅の指先が
私のアゴを捕らえて、そのまま持ち上げ
られた。