すっぴん★

「そういう事か・・・。本当にいいのか」

俊介が素の気持ちを察して泊まる気になった。


「いいよ」
「じゃ、泊まっていくよ。でも、約束は守るからね」


俊介は、元々素の自宅に泊まる気など全く無かった。

素と二人きりになったのは、金鍍金のブレスレットがアレルギーの原因
かどうか、確めたかっただけ。ただ、それだけ。


それが、それがである。
成り行きで、俊介のお泊りが決まってしまった。


(絶対に何もしないから)


俊介は、固く心に誓っていた。


なぜ?


ラブホでもうちょっとの寸前で、素はアレルギーが出て大騒ぎ。男って、
もうちょっとの寸前でブレーキを掛けられると・・・。120キロで飛ば
している車が、何かのトラブルで急ブレーキが掛かったのと似た状態。ま
あ、そんな訳で、トラウマに。お楽しみは、アレルギーの原因を解消して
からって訳。


こういう理由で、俊介は素の自宅に泊まっても、何もしないつもりだった。





< 136 / 273 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop