すっぴん★
「このデータを見て閃いたんだけど・・・」
俊介の目が鋭くなった。
「何を!何を閃いたの」
素が、俊介の次の言葉に期待を持った。
「このデータって、マラソン当日のだよね」
「ええ、そうだけど」
素は俊介が何を考えているのか、興味津々。
「前回、アレルギーが出た日。つまり、ラブホに行った日」
「その日も、このようなデータを作れる」
「ラブホに行った日のデータね。作れると思うけど」
素が首を縦に振った。
「覚えている限り、知りたいな」
「きっと、共通のものが、幾つかあるはずだ。その中に、きっとホシ
がいる。そのホシをきっと捉まえてやる」
不思議や不思議。
俊介は、まるで刑事のような顔付きになっている。
「少し時間をくれる。思い出しながらデータを作るから」
素は俊介の閃きを、まるで幾つものヤマを取り調べた刑事のような鋭い
勘と、閃きだと思った。
それで、すぐにデータを作る事を承諾した。