すっぴん★
「明日が楽しみ。楽しみ。俺は、かなりの確率で、ほうじ茶が犯人だ
と思う。俺の第六感は鋭いのだから・・・」
「そうかな。ほうじ茶は、シロだと思うけどな~」
「でも、万一。万一よ。犯人だったら、また美しい顔が赤くただれる
のでしょう。どうしよう」
素が不安な表情を。
「その時は、ごめん。今から謝りの予約を入れておくから、許してね」
俊介は、大きく頭を下げ謝りの予約をする事にした。
「う~~ん。謝りの予約をされたのか。仕方が無いから、許して上げる」
「君の美しい顔が、どんなに赤くただれても」
「例え、四谷怪談のお岩さんのようになっても、俺は君が好きだからね。
心から、君の事が、好きだからね」
俊介がぬけぬけと言った。
「よく言うね。でも、ありがとう」
「では、明日の朝、また電話を入れるね」
その言葉を最後に、俊介が素の自宅を出て大慌てで大学へ。
俊介は首に縄を付けても、素に専門医へ行くよう説得しようと思っていた。
そして、素の自宅のチャイムを鳴らしたはずだった。
それが。それが・・・。
素のノートを見た瞬間から、俊介の気が変わってしまった。