すっぴん★
脱帽。
アレルギーの原因究明は、素人の自分では無理があり過ぎるのか。
やっぱり、専門医に診せる事を素に説得すべきではではないか。
俊介は、頭を抱えていた。
アレルギーの原因究明を、もう諦めようと思った時。
(素に対する愛は、そんなものだったのか。呆れたよ)
俊介は、もう一人の自分の冷めた声を聞いたように思えた。
(いいや。そんなものじゃない)
俊介は、心の中でもう一人の自分の主張を必死で打ち消した。
(じゃ、諦めていいのか)
(いい訳がない。絶対に諦めるものか)
心の中で葛藤しもがきながら俊介は、これから先の歩み方を見つけた。
俊介は、アレルギーが起こった二日のメモをしっかりと手に取った。
そのメモは、複写機能のあるプリンターで素にコピーしてもらったものだった。
俊介は二枚のコピーを真剣な目で見詰め、それを見比べた。