すっぴん★
「お、俺は、すっぴんだからね。・・・化粧品アレルギーか。そうな
んだ」
俊介が素の顔をまじまじと見詰め、なるほどという顔をした。
「どんな化粧品にアレルギーが出るの」
「それがよく分からないの」
(じつは、すっぴんでも出る事あるし・・・。実際、今だってすっぴ
んだし。犯人は化粧品だ、と思い込んでいるだけかも・・・)
素が、心の中で何やらぶつぶつと独り言を言っている。
「病院には行っているの」
「うううん。病院は嫌いだから」
素は大の病院嫌い。
「すっぴんだとアレルギーは出ないの」
「それが・・・」
素は俊介が鋭い質問を投げ掛けて来たので、内心どきっとした。
「出るの」
「うん。時々だけどね」
「まじかよ」
俊介は呆れた顔で素を見詰めた。