すっぴん★

突然、俊介が話題を変えた。


「あっ、そうそう忘れる所だった。これ、返すね」


俊介が上着のポケットから指輪を取り出した。
それは、アレルギーの検査をした時、素が差し出した指輪だった。


「あっ、あれ。ありがとう」
「指輪を借りた理由は?実は、これの為なんだ」

俊介が、宝飾品の小さなケースを素の前に差し出した。


「これ、なあに」
「開けてみて」


俊介が微笑みながら言った。

素が宝飾品のケースを手に取り、それをどきどきしながら開けてみた。








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